藍染の古布

100年は経っているであろう藍染の古布。普段着や農作業の際の野良着として使われていたものを、丁寧に解いて何度も洗い天日に晒して洋服や小物に仕立てています。ものがなかった時代。長く着るために施された何箇所もの繕いや刺し子はとても美しく愛おしい。その跡を活かしながら、さらに補強し仕立てています。また藍色は、同時代のフランスの「インクブルー」、現代のデニムにも通じるものがあると感じています。

格子模様の古布

着物の生地幅(約33cm)で機織りされていた時代には様々な格子模様があります。手織りならではの風合いも魅力のひとつ。オーセンティックな柄は現代の洋服にもぴったりです。着物や布団皮を解き洗って使用しています。

ウールの古布

ウール着物が普及したのは昭和に入ってから。特に子供用のウールの着物はとても可愛らしい色合いのものがあります。昭和といってもとても古いもの。しっかりと洗い、時にあえてフェルト化して仕立てています。また、ウールはとても熱に強い素材。鍋つかみにも最適です。

刺し子について

MAMEDORI LABO.のプレイスマットや鍋つかみ・コースターは、中綿(特にポリエステル綿)を使用せず、表布と裏布の間に布を2〜3枚間に挟んで刺し子をしています。刺し子によってできた凹凸と間の布により、熱や衝撃から守ってくれます。ミシンの縫い糸もコットンを使用。全て土に帰る素材です。