柿渋液を作る

まだ青くて硬い柿を潰し水にさらして発酵させ柿渋液を作ります。1年、2年と寝かせると液がブラウンになっていきます。

染める・乾かす

あらかじめ水で濡らしておいた布を柿渋液に浸し、軽く絞ります。ムラにならないようシワを伸ばし干します。洗濯バサミなどを使うとそこだけ色がつかないので、吊るす場合は紐を縫いつけたりなどします。柿渋は乾くまでできるだけ短時間がよいので、7月から9月のカラッと晴れた日に行います。

繰り返す

裏表を返しながら染める・干すを好みの色になるまで繰り返します。柿渋は酸化することで定着するので、太陽の光がそれを手伝ってくれます。MAMEDORI LABO.の商品はひと月ほどかけて染めています。

媒染する

柿渋は鉄分に触れることで墨色になります。MAMEDORI LBO.では錆びた鉄と酢、水で作った鉄媒染液を使用しています。